I2PLとはフォトフェイシャルを超えた総合美肌治療

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I2PLとはIPL(intensed pulsed
light)いわゆるIPLをもじってつけた商標名で、デンマークのDDD社が作った、フラッシュ光線治療器です。IPL(フォトフェイシャル)の進化版という意味で、第2世代フォトフェイシャルともいわれていますが、フォトフェイシャルという言葉自体が、ルミナス社の登録商標になっているため、第2世代フォトフェイシャルという命名に対して、ルミナス社(フォトフェイシャルを作った会社)から、クレームがついており、新世代型フォトフェイシャルと呼ぶのは法律的にはまずいことになっております。しかしながら、その臨床的実力は第2世代フォトフェイシャルと呼ぶにふさわしい、すばらしい臨床効果をあげることができる機器であることに間違いはありません。


わたしは、フォトフェイシャル(ルミナス社のナチュライト)もI2PL(DDD社のエリプスフレックス)も両方使っています。かれこれ、5年以上はこの治療をやっていますが、効果の点ではI2PLエリプスフレックス)のほうがはるかに優れています。

I2PLの日本での取り扱い業者の販売力が弱いため、それほど多くのクリニックに出回っていませんが、機械の実力としてはIPL系光治療器の中でもかなり上です。

ただし、癖がある機械なので使い手を選びます。フォトフェイシャル(ナチュライト)のように誰がやってもそここそこの結果が出る治療器ではなく、経験のある医師が設定して施術しないと本来の効果は出せません。その点では、玄人好みのする機械という事ができ、レーザー、光線治療をこよなく愛するおたくなドクターに絶大な人気を誇ります。かくいう私も、そんな美容治療器オタクのひとりです。自称、I2PL職人だと思っています。I2PL関係の学会発表は多くしています。

 
 I2PL(フラッシュ光線レーザー療法)で治るもの
    1.しみ     しみ治療 症例写真はこちら
    2.そばかす   そばかす治療 症例写真はこちら
    3.かんぱん   かんぱん治療 症例写真はこちら
    4.うぶげ脱毛  うぶげ治療 症例写真はこちら
    5.赤ら顔    赤ら顔治療 症例写真はこちら
    6.毛穴     毛穴治療 症例写真はこちら
    6.しわ     しわ治療 症例写真はこちら 
    7.たるみ    たるみ治療 症例写真はこちら
    8.色素沈着          色素沈着治療 症例写真はこちら
    9.ひげ脱毛   ひげ治療 症例写真はこちら  

   10.全身脱毛  脱毛治療 症例写真はこちら
   11.くま     くま治療 症例写真はこちら

   12.にきび    にきび治療 症例写真はこちら
     13.ほくろ    ほくろ治療 症例写真はこちら
     14.にきび跡   にきび跡治療 症例写真はこちら
        15.アトピー      アトピー治療 症例写真はこちら

 

さて、スペックですが、下に表を載せてみました。業者公開のスペック表です。


I2PL 基本設定111.jpg


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パワーソースはキセノンフラッシュランプ、これはよくあるやつです。出力エネルギーは5〜25J。これ、一見低いように思えますが、とんでもなくて、フォトフェイシャルの半分以下の出力で倍以上の効果が出せます。フォトフェイシャルは30Jぐらいで施術しますが、I2PLですとその半分15J(ジュール)でも全然強すぎます。10J以下5J~9Jで十分な効果が出せます。

エネルギー効率がいいといえます。その秘密は、I2PL最大の特徴デュアルフィルタリングシステムにあります。

 
下に簡単な図を載せました。これがデュアルフィルターの簡略図ですが、わかりますかね。

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簡単に言うと、フォトフェイシャルは600〜1200nmの間の光を照射しています。この中には、赤い色素に反応する光、黒い色素に反応する光、水に反応する光が含まれています。よって、赤ら顔がなおったり、しみがとれたり、小じわが治ったりするわけです。一方で、1000nm以上の波長域は主に水分のみに吸収される波長域なため、火傷の原因ともなる波長域です。

その、余分な1000以上の波長域をカットしたのがデュアルモードフィルタリングシステムのI2PLです。こうすることによって、火傷のリスクを抑えながら効率よくエネルギーを皮膚に伝えることができるわけです。

たしかに、I2PLによる火傷トラブルはほとんど起きません。現在までのべ10000例以上施術した中で、火傷した方は0.1%以下でした。

 

I2PL(エリプスフレックス)には3本のアプリケーターが標準装備されていて。 脱毛用、血管用、リジュビネーション(若返り)用の用途別です。この、3種類をうまく組み合わせてやると、ほとんどの症状に対応できます。

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アプリケータ
様々な皮膚治療ニーズに対応できる 多種・多機能のアプリケータです。
光線治療器本体に、波長域特性の異なる
複数のアプリケータを交換することで以下の施術に対応できます

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アプリケータを付け替える事で、フォト リジュビネーション(肌質の改善、 肌のハリ、小じわ)、赤ら顔、毛細血管拡張症、しみ、そばかす、くすみなど色素障害、脱毛に対応することが可能です。

アプリケーター 出力.jpg

 

 例えば、にきび治療の場合だと血管用アプリケータで赤いにきびを治療して、リジュビネーション用アプリケーターで肌質改善をしてあげるといった感じに組み合わせて使います。この組合わせ方や、出力設定は経験によるところが大きく、この設定の違いによって結果に大きく差が出ます。





よって、I2PLの治療経験が浅いドクターやナースの施術では、せっかくのいい機械が宝の持ち腐れになる可能性があるわけです。

I2PLはいい機械ですが、使い方を熟知した医師が設定、施術しない限り効果は出ません。フォトフェイシャル以下です。時々「I2PLやったが、効果がまったくなかった」みたいな意見を聞くことがあります。確かに、いいかげんにI2pL施術したのでは効果が出ないのですから、そういう意見が出ることも考えられるわけです。I2PLは施術者をえらぶ機械です。

どうせ、I2PL施術を受けるのでしたら、熟練した医師のいるクリニックで受けましょう。I2PLなら何でも一緒、ってなわけには行かないのです。



個々の症状の治療法


にきび・にきび跡治療
エリプスフレックス I2PLは、 肌のハリ、小じわ、 にきび跡など様々な症状に対応します
肌質改善 肌のハリ 小じわ にきび跡の治療

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美肌効果
作業原理:
・処置対象となる色素斑は、色素沈着部位のメラノソームのメラニンです。
・吸収された光が熱に変換され、メラノソームに伝わります。
・熱は、肌表面に最も近い血管壁に伝わります。

にきび作業原理:
・処置対象となる色素斑は、血管拡張部位のヘモグロビンです。
・吸収された光が熱に変換されます。
・熱は、肌表面に最も近い血管壁に伝わります。
・熱は脂腺に軽微な損傷を与えます。
・これは、にきびができやすい原因となる過度な油分の生成を抑えます。






色素沈着 改善
エリプスフレックス I2PLは、しみ、 そばかす、 くすみなどの色素沈着の改善に対応します。

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色素沈着
作業原理:
・処置対象となる色素斑は、色素沈着部位のメラノソームのメラニンです。
・吸収された光が熱に変換され、メラノソームに伝わります。



赤ら顔 あざ治療
エリプスフレックスアプリケーター I2PLアプリケーターは、 赤ら顔あざなど毛細血管拡張症に対応します。
赤ら顔スペック.jpg





脱毛・肌質改善ひげ脱毛から 全身脱毛まで。
産毛脱毛もできます
脱毛 アプリケーター.jpg