かんぱん治療の流れ

かんぱん治療の流れ化粧をしっかり落とし、すっぴんで受診する必要があります。来院時はメイクをしてきていただいてかまいませんが、受診前にはクレンジング洗顔をしていただきます。肌診断機で肌分析する際、メイクは正しい診断の妨げになります。

1あなたの肌を診断します

みなさんがしみをなおしたい、きれいになりたいとの共通の願いをもって当院を訪れます。来院する患者さんの症状レベルはさまざまです。すでに市販の美白用化粧品などで改善しようと努力し、その効果がなくて化粧では隠せなくなってきた人もいれば、エステで高額なお金を払ってきた人もいます。ほかのクリニックで治療したけどなおなかったということで受診される方もいます。他人からはほとんどわからない程度のシミであってもひどく気にしているという人もいます。したがって、皆さんのシミに対する思いは百人百様ということです。その人が何を気にして何を治したいか、どこまで治したいかを見極めて、その人の悩みに応じた治療をしてあげることが大事です。        

 肝斑は、概ね3040歳代に発症し、さらに高齢者にはほとんど見られないことから、まず年齢でその可能性を判別できます。時として20代で発症する方もいます。また、女性ホルモンのバランスに関わるシミなので、妊娠やピルの服用により発症もしくは悪化することがあり、肝斑診断のひとつの参考となります。
そのシミはいつごろから現れたのか、急に悪化したものか、紫外線対策でも効果はなかったか、通院に至ったきっかけは何なのか、などを知ることで、シミの背景が見えてきます。

 

2しみの診断 

しみの診断の際には、雀卵斑(ソバカス)や日光性黒子(老人性色素斑)、あるいは太田母斑などとの鑑別を行います。肝斑は、顔の両側に左右対称に発症するという特徴があり、目のまわりを避けて、目の下を縁取るように現れるケースがよく見られます。医師にとって特に肝斑と判別しにくいのは遅発性両側性太田母斑(対称性真皮メラノサイトーシス)で、肝斑の上にこれが重なっている場合が多くみられます。太田母斑を合併しているかんぱんは意外に多く、この場合の治療はかなり高度なものになりますが、時間をかけてきちんと治療すれば、かんぱんも太田母斑もきれいに治すことが可能です。

3かんぱん治療  

シミに種類があるように、治療法も実にさまざまなものがあります。当院ではDR、とねがわのフラッシュ光線レーザー療法を中心に、内服薬のほか、ハイドロキノン、レーザー治療、光治療、フラッシュ光線療法、そしてビタミンC誘導体イオン導入などを必要に応じて用います。
シミ治療とは、シミのもとであるメラニンや、メラニンを作り出すメラノサイトにはたらきかけることです。たとえばレーザー治療はメラニンを含む細胞を破壊する治療法。フラッシュ光線はメラニンに反応する光を照射する治療法です。

トラネキサム酸は、色素沈着抑制効果をもつ内服薬で、肝斑に効果を発揮します。症例によりビタミンCやハイドロキノンなどの美白外用剤を組み合わせることもあります。フラッシュ光線とトラネキサム酸を組み合わせることにより肝斑治療はより確実なものとなります。
皮膚には、角層などのバリア機能があるため、外用薬は、バリアを通過してメラノサイトに到達します。内服薬の場合、その有効成分は、血流にのって皮膚のすみずみまで届けられ、表皮の深い所にあるメラノサイトにより効果を発揮します。フラッシュ光線は皮膚を透過してメラニン色素を直接的に破壊しますので、速効性と確実性があります。  

肝斑のように紫外線以外の要因もはたらくシミと、紫外線によるシミ。この異なるシミを合併しているケースも多く、治療は1つに限りません。肝斑の場合、レーザー治療は悪化の原因となるため回避するべきでしょう。   当院ではかんぱん治療はフラッシュレーザー光線療法を行っております。現時点でもっともかんんぱんに有効な治療法だと確信しております。効果のほどは症例写真でご確認ください。

4紫外線対策

治療中は、やはり紫外線対策は常に必要です。紫外線は肝斑の発症誘因であるだけでなく、新たな別のシミを引き起こすことがあります。またすでに現れている肝斑は紫外線にあたることによって悪化します。新たなシミの予防に、外出時には化粧下地として日焼け止めを塗り、上からファンデーションを塗るようにしてください。

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       かんぱん治療はフラッシュ光線療法の高輪美肌クリニック