しみとは一般的には日光黒子(老人性色素班)をさします 紫外線の影響でできるしみです 丸くて薄茶色なのですぐにわかります 一方 肝斑(かんぱん)ははっきりしないシミで どこまでがかんぱんなのかわからないことも多いです
最も厄介なのがしみ(日光黒子)とかんぱん(肝斑)が合併した症例です 実はこういった方はかなり多いのです かんぱんを見落として しみ(日光黒子)の治療を行いますとまず間違いなくかんぱん(肝班)がさらに黒くなります 誤った治療を受けて治療前よりシミが黒くなってしまうのは かんぱんを見落としている例が結構多いです
こちらの方のしみも実はかんぱん(肝斑)が合併しているのです ですから十分注意しないとかんぱんが悪化します フラッシュレーザー光線療法で治療しました
ご本人にはとても喜んでいただいております 化粧が薄くなったとのこと ファンデーションの2段階明るい色になったとのことです 今までは隠す化粧だったのが見せる化粧ができるようになってうれしいとのことです
ただし 私としてはまだまだ不満です かんぱんがベースにありますのでどうしても一部強く治療できないところがあるため しみがまだ一部分残っています かんぱんの様子を見ながら さらに治療を継続しますとさらにきれいに しみもほとんど消せるでしょう このかたは現在も 継続治療中です
それではもう1症例かんぱんとシミ(日光黒子)の合併例をご紹介しましょう
こちらの方は男性です 実は男性の方は かんぱんとシミが合併している方がかなり多いです どうしてかわかりませんが かんぱん シミが合併している男性はひげが濃いことが多いです なにかホルモンの関係があるのでしょう
かんぱん+しみ合併症例(男性)症例写真
フラッシュ光線療法 治療前 フラッシュ光線療法 治療5回後
これはかなり治療が難しい症例です 一見かんぱんとはわかりませんが間違いなく シミとかんぱんの合併例です しかもひげもかなり濃いです ひげが濃いとひげが生えてる部分のシミ治療は非常に難しくなります ひげに邪魔されて 熱がうまくシミに伝わらないからです こういった時はひげ脱毛を併用します ひげを残したい人は別ですが 大体の方はひげはないほうがいいと思っていますので ひげ脱毛も一緒にやってしまいます 「ひげ脱毛が一緒にできて嬉しいです」と喜ばれます
かんぱんを濃くしないようにうまくフラッシュ光線の設定を行うのがポイントです かんぱんをうすくしつつ シミを消していきます ころあいを間違えると かんぱんはかえって黒くなります 私はこういった症例を数多く経験してきましたのでその辺は十分熟知しています 写真のようにかんぱん シミともきれいにうすく消すことができました ひげもうすくなっているのがわかりますね