赤ら顔の原因と種類

赤ら顔とは病名でありません 顔が赤くなるという状態をあらわす言葉ですから一種の症状名です

基本的には顔の皮膚の毛細血管が拡張して血液がそこに多く流れる分赤く見える状態です

 では赤ら顔はなぜなるかを考えてみましょう

■まずは最も多いのが毛細血管拡張症と言われるもので 毛細血管の数が増えるまたは太くなるなるなどの器質的問題です  これはある程度その人が持って生まれたものです 肌質みたいなものです  毛細血管が増えている 拡張している状態が病的なのか 正常範囲なのかの 境界の見極めが難しいところです 「赤ら顔で悩んでいます」という方の中にも正常範囲の赤みであることも多いです

■次に最近よく見られるのが皮脂によって顔が赤くなる場合です 皮脂が出すぎることによって 顔の皮膚が酸化した皮脂でかぶれて炎症を起こした状態です かさかさした皮膚と脂っぽい皮膚が混在することが多いです ふけ症を合併することも多いです 脂漏性皮膚炎といいます  脂漏性皮膚炎はマラセチアというカビの一種が関与しているともいわれます

■同じように皮脂が多くて顔が赤くなる状態に酒さという病気があります これは病気です 酒さという名前からお酒と関係があるように思われますが お酒とは関係がありません お酒をのんでよっぱら人のように顔が赤くなるので酒さという名前がついたのだと思います 酒さは皮脂線増殖症です 皮脂をだす皮脂線が通常より以上に増えてしまう病態です 鼻 鼻の横 眉間付近から赤みが始まり 次第に顔全体に赤みが拡がっていきます ひどくなるとニキビのようなぶつぶつができるようになり もっともひどくなると鼻がぼこぼこ お肌がぼこぼこになってきます 鼻がぼこぼこの状態を鼻瘤(びりゅう)といいます

■では ここで赤ら顔の原因をまとめてみましょう

1・毛細血管拡張症

2.皮脂によるかぶれ(脂漏性皮膚炎)

3.酒さ

4. 慢性炎症(ニキビ、アトピー)

5.        寒冷地や室内外の温度差の大きい環境で育ち、気温差に敏感な方

6.        皮膚の毛細血管が透見できるほど表皮(特に角質層)が薄い色白の方

7.        自律神経性(赤面恐怖症(社会不安障害)、興奮、緊張など)

8.        皮膚萎縮が生じた場合(ステロイド外用剤、放射線照射の影響など)

9.赤あざ(血管腫)

10.その他 内分泌ホルモン系の機能障害、更年期障害、便秘、胃腸障害

「赤ら顔」の原因が慢性的で病的な毛細血管拡張によるものなのか、あるいは生理的に正常範囲の現象または一過性の症状なのかを見極めることです。治療可能なのは1.2.3、4です

5、6,は正常な生理反応ですから治療は難しいです 7は皮膚の症状ではなく神経・精神的のものの二次症状ですから、元疾患の治療をする必要があります 8はある種の副作用・後遺症ですからこれも話は別になります 9は治療可能です 10は根本的な元疾患を治療しましょう
毛細血管拡張症

ほほに赤い糸のような血管がみえる 小鼻のわきに赤い血管がみえる こういった方は毛細血管拡張です 器質的なものですから 治療しましょう フラッシュ光線で治療可能です

皮脂による赤ら顔

顔面の毛孔から皮脂排泄が行われていますが、この皮脂が過剰に産生・排泄されたり、ニキビのように皮脂が停滞して排出されなかったりすると、酸化された皮脂が炎症を誘起して、赤ら顔の症状を呈することがあります。従って、ニキビとの併発例も比較的多く認められます。特に外鼻とその周囲ならびに眉間から額にかけて症状が出現しやすく、皮脂腺の少ない眼瞼周囲は症状が出現しないのが特徴です。

酒さによる赤ら顔

■初期には、鼻尖部、鼻側よりの両頬、眉毛間から前額にかけて赤みのある皮疹が出現しはじめます。はじめは一過性ですが、温度等の刺激により継続的な症状となり、毛細血管が拡張して赤い糸くずのように見えることがあります。また、脂漏が増強して油状の光沢を呈してきます。このような症状を呈する時は紅斑性酒さです。
■その後、紅斑性酒さが増悪すると顔面全体に波及し、同時にニキビ様の化膿性膿疱を併発するようになります。稀に胸部、四肢にも同様の症状が出現することもあります。このような症状を呈する時は酒さ性座瘡です。
■更に炎症を繰り返して長期間経過すると、鼻全体が赤くなり、毛孔は開大して皮脂の分泌過多顕著となり、硬く盛り上がって、紫紅色調に膨隆してきます(鼻瘤)。時には眉間にまで症状が拡大することがあります。
※酒さは角膜炎、結膜炎、眼瞼炎といった合併症を引き起こす場合があるので、目の症状があるときには眼科受診することが必要です。

 

 日常生活の注意

1.        皮脂の分泌を高めたり、血流うっ滞を促進するアルコールや香辛料などの刺激性の強い食事は控える。

  2.        極端な温度変化は避ける。

   3.        皮膚を刺激するような洗顔方法(スクラブ洗顔、こする等)は症状を悪化させるので、注意しましょう。    

     4.        日差しが強くなる季節には、直射日光は炎症を悪化させるので避ける。

     5.        ニキビが並存している場合はその治療も並行して行い、症状の悪化を抑えることも重要です。

     6.        この他、精神的なストレスやホルモンバランス不良も悪化要因になりますので、充分に注意しましょう。

 7.ステロイドは無効
赤ら顔の治療

V ビームレーザーは 施術後のダウンタイムが激しく 真っ赤になった状態が10日ほど続き患者さんにとってはかなりつらいです したがってわたしはレーザー治療ではなく、赤ら顔治療にはフラッシュレーザー光線治療を行っています

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フラッシュ光線療法 しみ治療 美肌治療専門クリニック I2PL東京品川駅前 高輪美肌 形成外科・皮フ科

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Dr.とねがわ

名前:DR.とねがわ=利根川均(医学博士)(形成外科専門医)
所属:元日本医科大学形成美容外科客員教授

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〒108-0074
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フジテレビ 「ハピふる」 出演
2008年4月23日(水)毛穴について解説  ;

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テレビ東京「レディース4」 「美容と爪の関係」にDr.利根川生出演

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フジテレビ あるある大辞典 当クリニックで撮影 Dr.とねがわが出演しました

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