ケミカルピーリングとは

　グリコール酸、乳酸、サリチル酸などの酸を皮膚に塗り、一定の深さで皮膚を剥離し、その後の新しい皮膚に置き換える治療法です。厚く剥がすことで、ニキビの凸凹や、深いしわの改善に効果があります。

　また、薄く剥がすこと（角層除去）により、皮膚のいろいろな再生機構が働き、新しい皮膚の再生が期待できます。

　適応分野として、しみ・そばかす、小じわの改善、にきび、にきび痕、肌のくすみなどに効果があります。

　また、角層が薄くなることで、化粧品などの成分の吸収がよくなるため、美肌効果アップも期待できます。

　なお、ケミカルピーリングは医療行為として、医療機関でのみ行うよう、厚生労働省から通達がされています。


　
　にきび
　にきびは、皮脂が毛穴に貯留し角栓が形成されることから始まります。炎症が生じると、赤く痛みを持ったにきびや膿をもったにきびとなります。浅い深さのピーリングを行うことにより、毛穴を閉塞させている角質や面皰は排出され、つまった毛穴は開通されますので、にきびは改善され、また、にきびの出来にくい皮膚の状態になります。

　　しみ

　ケミカルピーリングにより表皮のターンオーバー（生まれ変わり）が促進され、表皮内に貯留していたメラニン色素が上行して角質とともに脱落します。また、表面の古い角質も均等に剥離されるため、くすみも改善されます。用いる薬品によっては、薬品が直接メラニン色素に働きかけ、しみを薄くすることも言われています。しかし、これらの変化を実際に肉眼で確認することが出来るためには、根気よく治療を続け、また治療中の遮光などの努力が必要です。


●施術の間隔は2〜4週間に1回、適応や個人差により、4〜12回程度の施術が必要となります。
● 治療期間中は紫外線対策をきちんとしましょう。


以下のような方は施術できません。
・ 遮光が十分できない方：皮膚の表層が剥離されているので、日光により色素沈着を起こし易い
・ 単純ヘルペスなどのウイルス疾患の方
・ 皮膚の状態がよくない場合：外傷後、手術後、湿疹、感染症など
・ 免疫不全状態
・ ケロイド体質

ケミカルピーリングで顎のニキビの治療をしてみました写真はケミカルピーリング後7日目の状態です
角質がはがれて　カサカサしてるのが見てとれると思います
ケミカルピーリングとは角質をはがして新しい皮膚を再生させる方法です　ニキビ治療の場合には　毛穴の角化で原因で　毛穴の出口が固くなり毛穴が詰まることによってにキビができるわけですから　毛穴のつまりをなくすために　ケミカルピーリングで　毛穴の周りの角質を柔らかくして　新しく作り変え毛穴を開かせてあげることは非常にいい治療法になるわけです
ニキビの治療として　皮膚科学会も推奨できる方法として認められています
ケミカルピーリングはニキビ治療の定番とも言えます
 
この皮がむけた後はどうなるかはまた次の写真でご紹介しましょう

ピーリングによる治療経過をお見せしましょう　　ピーリングには使うピーリング材の種類によってさまざまな方法があります　もっとも一般的で古典的なのがグリコール酸ピーリングといわれる方法です
グリコール酸という酸を顔全体に塗って5分放置後にふき取るという単純な方法ですが　痛みも少なく　簡単ですから　広く行われています　安全性にも問題なく　よほど強い濃度でやらない限り　そうそう問題はおこりません
私も今までに何百例もピーリングをやってきましたが　グリコール酸ピーリングでトラブルが起きたことはいちどもないですね
 
七日目には皮がポロポロむけてきて2週間もすると一皮むけた感じですべすべになります
ニキビ治療のみでなく　くすみ　肌荒れ　若返り治療にも使える万能治療と言ってもいいでしょう
 
もちろんニキビ治療には効果は抜群です　隠れニキビといわれる　白ニキビ　赤いニキビには特に有効です
黄色い化膿したニキビのある時はピーリングはしないほうがいいですね