かんぱん 肝斑とは
まず左の写真を見てくださいね
これが典型的なかんぱんです
左右対称に茶色いもやっとシミが チョウが羽を広げたように広がっています
かんぱんは おでこ 頬 口周囲 鼻にできることが多いです
瞼にはできません
ほぼ左右対称にできるのが特徴です
日によってかんぱんの色がうすくなったり
濃くなったりすることがあります
生理前に色味が変化することがあります
このことからわかるように カンパンには女性ホルモンが関与していると考えられています
典型的なかんぱん画像
最近テレビCMでかんぱん・肝斑という言葉をよく聞きますね
ちょっと前まではこんな言葉聞いたことがなかったですね
かんぱん(肝斑)って いったいなんでしょう?
トランシーノという薬のTV−CMでかんぱんという言葉がでてきますよね
かんぱんとは肝斑と書きますが
肝臓の病気とは関係なくシミの名前です
肝臓が悪いからできるシミと勘違いされている方もいますが
まったく関係ありません 肝臓の色に似ているから
肝臓みたいな色をしている斑点(しみ)ということで
肝斑(かんぱん)とよばれます
かんぱんはしみの一種です
かんぱん 画像2
このようなかんぱんのタイプもあります
頬を中心に広い範囲に広がっています
よく見てください
眼の下にしっかり境目がありますよね
ちょうど パンダの逆のような模様になっているのがわかると思います
カンパンは不思議なことに目の周りにはできません
うわまぶた したまぶたとも
ちょうどメガネで隠れる部分にはできないのが特徴です
これはカンパンを見分ける大きなポイントです
両頬に薄くもやっと広がるシミがかんぱん
かんぱんとは
じつは しみの40%ともいわれる
よく見かけるしみなんです
今までは「治療法がない」と言われていた
医学的には治しにくいしみが注目される理由とは・・・・?
かんぱん・肝斑は治せるしみになったからです
フラッシュ光線療法+トラネキサム酸が有効です
3年前までは肝斑・かんぱんは あきらめるしかないシミでした
ですから かんぱんができたら最後 「治りませんねー」といわれておしまいでした
ところが ここ何年か1〜2年前から
かんぱんは治る 肝斑は治療可能なしみであるという 風に変わりつつあります
かんぱんにはフラッシュ光線療法という治療法が非常に有効です
フラッシュ光線療法にくわえトランシーノの成分でもある
トラネキサム酸という成分を内服するとさらに効果が高くなります
かんぱん画像3
この写真のように 全体的に広がるのではなく
線状にできるかんぱんも多いです
両ほほに さーっと筆で書いたように茶色いシミがありますね
これがカンパンです
しかもこの症例の場合は
かんぱんに丸いしみ(日光性色素班)も合併しています
こういった症例はかんぱんとわからずやみくもに
シミ(日光性色素班)の治療をすると
かんぱんはかえって濃くなります
どうしたら かんぱんが治るのでしょうか
フラッシュ光線療法 トラネキサム酸の併用
これが 現代医学では最高の治療法です
私の経験上ではこの方法がかんぱんの治療ではベストな治療法です
かんぱんの治療をするなら フラッシュ光線療法が 最も有効な治療法です
かんぱん 画像4
眼の下にすじ状にしみができていますね
これもかんぱんです
実はこのタイプの方は以外に多いのですが かんぱんと気がつかずに治療されて悪化してることが多いですね
ちょっと 一目でわかりにくいタイプのカンパンですから注意が必要です
もちろん この場合もレーザー治療は禁物です かえって悪化してしまいます
フラッシュ光線療法で徐々に根気よく治療するのがいいですね
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