家庭用脱毛器「トリア」を使用する際、一体何回くらい照射すれば効果が出るのか、1回の充電で何ショット照射できるのかと悩む方は多いのではないでしょうか。
トリア脱毛器はクリニックでも導入されるレーザー技術を家庭向けに応用した本格派ですが、効果を最大限に引き出すには正しい使い方と十分な照射回数が欠かせません。
本記事では、トリア脱毛器の照射回数に関する疑問を解消し、効果を高める秘訣を最新情報を交えて徹底解説します。
部位ごとの目安照射回数、1回の充電で照射可能な回数、そして効率良く脱毛するためのコツまで網羅した完全ガイドです。
トリアでのセルフ脱毛を成功させたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
トリア脱毛器の照射回数の目安とは?
まずはトリア脱毛器の照射回数について、基本的な考え方を押さえておきましょう。
一度にどれくらい照射すべきか、また何度照射を繰り返せば効果が出るのかを理解しておくことが大切です。
メーカー推奨の照射頻度と回数
トリア脱毛器の取扱説明書では、2週間に1回の頻度で約3ヶ月間継続することが推奨されています。
これはメーカーの臨床試験に基づいた推奨スケジュールで、このペースで照射を続けることで効率よく脱毛効果を得られるとされています。
1回あたりの照射で全てのムダ毛を無くすことはできないため、一定の間隔を空けながら複数回ケアを行う必要があります。
脱毛効果が出るまでに必要な回数
脱毛効果には毛周期が大きく関わるため、照射してすぐに全ての毛が抜け落ちるわけではありません。
早い人でも2〜3回、つまり使用開始から1〜2ヶ月程度は照射を続けて初めて「毛が生えるスピードが遅くなってきた」「毛が少し薄くなった」といった変化を実感できる場合が多いです。
おおよそ5〜6回(約3ヶ月)照射する頃には、見た目や手触りでムダ毛の量が減ったと感じられるでしょう。
ただし、太い毛が密集するワキやVラインなどは効果実感までにさらに時間がかかることもあります。
満足のいく脱毛効果を得るには、1年程度の長期継続が必要になるケースもあり、個人差が大きい点は念頭に置いておきましょう。
部位別の照射回数目安と所要時間
続いて、体の部位ごとに1回のお手入れで何発程度の照射が必要になるのかを見てみましょう。
範囲の広い部位ほど多くのショット数が必要で、照射にかかる時間も長くなります。
主な部位ごとの照射回数と時間目安
以下に、主要な部位における1回分の照射回数の目安と所要時間をまとめました。
お手入れ部位 | 1回の照射回数目安 | 所要時間(分) |
---|---|---|
ワキ | 片方100回 | 4〜5分 |
ビキニライン | 片方200回 | 8〜10分 |
鼻の下 | 25回 | 2〜3分 |
太もも | 片方600回 | 25〜30分 |
膝下 | 片方600回 | 25〜30分 |
表の通り、片ワキであれば約100ショット・4〜5分程度の照射で済みますが、太ももや膝下など範囲の広い部位では片側だけで600ショット・25〜30分ほどかかります。
600回というのはトリア4Xを照射レベル5でフル充電した際に使用できるショット数の目安でもあり、大きな部位でも1回の充電でなんとかケアできる計算です。
ただし、両脚など複数の広い箇所を一度にお手入れしようとすると合計照射回数が600回を超え、途中でバッテリー切れになる可能性があります。
その場合は途中で充電を挟みながら、残りの照射を行うようにしましょう。
なお、上記の回数や時間はあくまで平均的な目安です。
体格や毛の密度によって必要なショット数は増減しますので、参考程度に留めておいてください。
照射回数カウンターの活用と照射漏れ防止
トリア・パーソナルレーザー脱毛器4Xには本体上部に液晶ディスプレイが搭載されており、照射レベルやバッテリー残量とともに「照射回数」が表示されます。
この照射回数カウンターを活用すれば、例えばワキなら100回、脚なら600回というように目標とするショット数を確認しながら照射することが可能です。
カウンターがあることで「あと何回で目標達成」と把握でき、照射漏れを防ぎつつモチベーション維持にも役立ちます。
一方、表示機能のないプレシジョンなどを使用する場合は、所要時間を目安にするか、一回ごとの「ピッ」という照射完了音を数えることで、おおよその回数を把握できます。
また、効率よく照射するには、肌に当てる照射位置を少しずつずらしながら行うことが重要です。
レーザーの照射部位が前のショットと半分程度重なるよう(約5mm間隔)に位置を移動させていくことで、ムラなく照射できます。
こうすることで、打ち漏らしによるムダ毛の生き残りを防ぎ、均一な脱毛効果が得られます。
1回の充電で照射できる回数とトリアの寿命
次に、トリア脱毛器自体の「バッテリー持ち」と「製品寿命」について確認しておきましょう。
1回のフル充電で何回照射できるのか、そして電池が劣化するまでトータルで何回ほど照射可能なのかを知っておくことで、長期的な計画を立てやすくなります。
フル充電で照射できる回数
最大出力レベル5の場合、フル充電で約600ショットの照射が可能です。
レベルを下げれば1回あたりの消費電力が減るため、同じ充電でもより多くの回数を照射できます。
例えばレベル3程度であれば、一度のフル充電で約1000回近く照射できたという声もあり、照射レベルに応じて電池の持ちが長くなります。
トリアはコードレス式で、使用中に充電ケーブルを差し込んだまま照射することはできません。
そのため、脱毛の前にはしっかり2時間以上かけてフル充電しておく必要があります。
途中で充電切れになってしまうと再充電にまた2時間ほど待つ必要がありますので、事前の計画充電が大切です。
バッテリー寿命と総照射回数
トリアの内蔵バッテリーはリチウムイオン電池で、繰り返し充電するうちに徐々に劣化していきます。
一般的なリチウム電池と同様に、約300〜500回程度の充電サイクルで容量が徐々に減少していくと考えられます。
仮に500回フル充電できたとすると、1回の充電で600ショット照射できる場合は合計で約30万ショット(600回×500回)照射できる計算になります。
30万発もの照射ができれば、全身に何十回も照射できる莫大な回数であり、通常の使用で照射回数が尽きてしまう心配はまずないでしょう。
なお、トリア脱毛器のバッテリーは内蔵式のためユーザー自身で交換することはできません。
製品保証期間内(※公式サイト購入なら2年間保証)に著しく性能が低下した場合はサポートに連絡すれば対応してもらえます。
それ以降に電池寿命が尽きた場合は、新品への買い替えが必要となりますが、長期間使い続けて十分に脱毛効果を得られた頃合いであれば、コストパフォーマンス的にも納得できる範囲と言えるでしょう。
トリア脱毛の効果を上げる秘訣
最後に、トリアでの脱毛効果をより高めるためのコツをご紹介します。
同じ回数照射する場合でも、照射レベルの設定やお手入れの仕方によって効果の出方は変わってきます。
以下のポイントに気を付けて、効率よくムダ毛ケアを行いましょう。
照射レベルは可能な限り高く
トリアの照射レベルは1〜5段階で設定できますが、効果を重視するなら可能な限り高いレベルで照射することが重要です。
出力レベルが高いほど毛根に届くレーザーのエネルギー量が増え、少ない回数でも脱毛効果が現れやすくなります。
反対に低出力のままだと、その分効果が出るまでにより多くの照射回数や期間が必要になります。
もちろんレベルを上げると痛みも強くなりますので、無理は禁物です。
最初は痛みに慣れるまでレベル2〜3程度から始め、徐々に出力を上げていくと良いでしょう。
痛み対策としては、照射の前に保冷剤や氷で肌を十分冷やしておく方法が効果的です。
レーザー照射前後に肌を冷却することで痛みが和らぎ、レベルの高い照射も我慢しやすくなります。
冷やすと脱毛効果が落ちるのではと心配する声もありますが、適度な冷却であれば効果に大きな影響はありません。
むしろ痛みに耐えて途中で照射を中断してしまうより、しっかり冷やして高出力で照射しきった方が結果的に高い効果が得られるでしょう。
毛周期に合わせて定期的に照射
脱毛の効果を高めるには、毛の生えるサイクル(毛周期)に合わせて照射することが大切です。
毛には成長期・退行期・休止期という周期があり、一度照射した後も休止していた毛が後から生えてくるため、間隔をあけて繰り返し照射する必要があります。
先述の通り、トリアでは2週間に1回程度の定期的な照射が推奨されていますが、このペースを守ることが効率的な脱毛への近道です。
逆に「早く効果を出したいから」といって毎日のように照射しても、毛周期の関係で充分な効果は得られません。
適切な間隔で根気強く続けることが、結果的に照射回数を無駄にしないポイントになります。
照射前後のケアで肌を守る
効果を高めるには、肌のコンディションを整えることも重要です。
まず照射前には、照射部位のムダ毛をしっかりとシェービングしておきましょう。
毛が長いままだとレーザーのエネルギーが毛幹部分で消費されてしまい、毛根まで十分届かなくなります。
また、表面の毛が焼け焦げて肌トラブルの原因にもなりかねません。
カミソリや電気シェーバーで剃った後は、皮膚を清潔にし、水分や油分を拭き取って完全に乾いた状態にします。
照射後もアフターケアを欠かさないようにしましょう。
レーザーを当てた肌は一時的に熱を持ってデリケートになっています。
照射直後は冷たいタオルでほてりを鎮め、その後は保湿ローションやジェルで肌をしっかり保湿してください。
十分な保湿をして肌の生まれ変わり(ターンオーバー)を促すことで、次の照射までに肌状態を整えておくことができます。
また、脱毛期間中は日焼けにも注意が必要です。
照射後の肌は紫外線の刺激を受けやすいため、外出時は日焼け止めを塗る、長袖を着るなどして肌を守りましょう。
せっかく照射しても肌トラブルでお手入れを休まざるを得なくなると、効果実感まで遠回りになってしまいます。
アフターケアまで含めて行うことが脱毛効果を高める秘訣です。
継続が効果アップの鍵
家庭用脱毛器の効果を引き出す最大のポイントは「継続」にあります。
一度や二度照射しただけでは十分な効果は得られませんが、回数を重ねるごとに少しずつムダ毛は減っていきます。
途中で面倒になってやめてしまうと、それまで積み重ねてきた効果も十分発揮されずに終わってしまいます。
トリア脱毛器はクリニックの機器ほど出力が強くない分、根気強く続けることが求められます。
しかし、その分自宅で好きなときにケアできる手軽さがありますので、スケジュールに組み込んでコツコツ続けていきましょう。
継続的にお手入れを続ければ、必ずやムダ毛のないツルツル肌に近づけるはずです。
まとめ
トリア脱毛器の照射回数についての重要ポイントを振り返ります。
【重要ポイント】
- トリア脱毛器は2週間に1回の照射を3ヶ月以上続けるのが基本です。
すぐには効果が出ないので根気が必要です。 - 1回のフル充電で最大600ショット照射可能です。
広い部位では600回以上必要になることもあるため、途中での充電を計画しておきましょう。 - ワキなら片側約100発、脚なら片側約600発など、部位ごとの目標照射回数を意識してムラなく照射しましょう。
- 痛みに耐えられる範囲で出力レベルを上げ、冷却や保湿などのケアも併用して効果を最大化しましょう。
トリアは現状唯一の家庭用レーザー脱毛器であり、正しい方法で使い続ければしっかりと効果が出せる優れたアイテムです。
ぜひ本記事のポイントを参考に、理想のムダ毛レス肌を目指してください。